🟦 はじめに
あるグループディスカッションで司会進行を担当し、「全員の意見を引き出し、わかりやすくまとめる」という自分らしい進行スタイルを発見しました。
これまで私は「自分は一人ぼっちで生きてきた」「コミュニケーションが得意ではない」と思い込んでいました。しかし今回、実際には“全員の意見を大切にし、論理的かつ公平にまとめる力”が自分の強みであることに気づいたのです。
🟦 司会進行で意識したこと
- 全員から意見を聞く
- 必ず主張の理由を聞く(理由が最も大事だと考えている)
- 制限をかけず、脱線も歓迎。自由に話せる雰囲気づくり
- 否定しない
- 質問で話を広げる
- 話し手の気分がよくなるよう心がける
- 「なるほどー」が基本のリアクション
🟦 その場に起きた変化と空気
メンバー構成は、よく話す人、最近加わった人、普通に話す人、そして私。
自然と意見が活発に出て、場の雰囲気も和やかに。
皆が楽しそうに話していました。
私が何気なく発した言葉が笑いを生むことも多く、自由な発想や安心できる雰囲気が、グループに良い影響を与えたように感じました。
🟦 「孤独」と「コミュニケーション力」の間で
私は長年、「何をやっても失敗する」「すぐに疲れてしまう」「仕事も独り作業」といった状況で、家の中で孤独に過ごす日々が続いていました。
しかし気持ちは外に向かっていて、SNSやブログ、高次脳機能障害者の集い(月1回のカフェなど)にも顔を出していました。
今回の経験で実感したのは、「私は聞き上手なのだ」ということ。
初対面の人が多い集まりでも、自然と質問を投げて相手に話してもらうことができる。
自分が話すよりも、相手を主役にして気分よく話してもらう──それが本当のコミュニケーション力だと感じました。
一方で、私は好き嫌いがはっきりしていてそこが課題です。今回は親しみやすいメンバーばかりだったため、特に盛り上がったのだと思います。
🟦 今回得られた最大の学び
グループ活動で大事なのは「全員が平等にゴールできる仕組み」を作ること。
そのために大切なのは──
- 進みが遅い人や意見が出しづらい人を見つけてサポートし、全体を平均化する
- 良い雰囲気を作ること
(重苦しく強制された雰囲気では、ディスカッションはうまくいかない)
これらは作業でも話し合いでも同じだと実感しました。
🟦 おわりに
「一人ぼっち」だと思い込んでいた自分にも、実は“グループを支える強み”があった。
今回の経験を、これからの社会参加や仕事の場でも活かしていきたいと思います。